こんにちは!栃木県宇都宮市でホームページ制作やWeb集客のサポートを行っているバリューションウェブスタジオの代表、高橋です。
「ホームページは作って終わり」
実は、多くの方がこのように考えていらっしゃいますが、これは大きな誤解です。
ホームページは、車や家と同じで、公開してからが本当のスタート。安全で快適な状態を保ち、常に最高のパフォーマンスを発揮するためには、定期的な「運用・保守」というメンテナンスが欠かせません。
しかし、「運用・保守って、具体的に何をするの?」「自社でやるのは難しそう…」「業者に頼むメリットって何?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホームページ公開後の安定稼働に不可欠な運用・保守の重要性から、具体的な作業内容、そして専門業者に外注するメリットについて、分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- ホームページ運用・保守の重要性
- 具体的な作業内容のリスト
- 自社でやる場合と外注する場合の違い
- 専門業者に外注する4つの大きなメリット
この記事を読めば、あなたのホームページという大切な資産を守り、育てていくための具体的なアクションが明確になるはずです。
※ホームページ公開後の安定稼働に不可欠な運用・保守。その必要性について、まだご存知でない方は、まずは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
1. なぜホームページの運用・保守は必要なのか?
まず、なぜ手間とコストをかけてまで、ホームページの運用・保守を行う必要があるのでしょうか。主な理由は以下の4つです。
- セキュリティの維持(最も重要)
WordPressなどのシステムは、常に世界中のハッカーから攻撃の標的とされています。システムの脆弱性を放置すると、サイトの改ざん、情報漏洩、ウイルス感染といった深刻なセキュリティ事故に繋がりかねません。定期的なアップデートや監視は、これらの脅威からサイトを守るために必須です。 - サイトの安定稼働
サーバーのエラーやプログラムの不具合で、突然ホームページが表示されなくなることがあります。サイトが見られない時間は、そのままビジネスの機会損失に直結します。安定稼働のための監視とメンテナンスが重要です。 - データの保護
万が一のサーバー障害やハッキング、誤操作などでデータが消えてしまった場合、バックアップがなければ復旧は非常に困難です。定期的なバックアップは、大切なホームページという資産を守るための「保険」です。 - パフォーマンスの維持
サイトの表示速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。これは顧客満足度の低下だけでなく、SEO評価にも悪影響を与えます。快適な閲覧環境を保つためにも、メンテナンスは欠かせません。
2. 【リスト解説】ホームページ運用・保守の具体的な作業内容
では、具体的に「運用・保守」とはどのような作業を行うのでしょうか。ここでは、一般的な作業内容をリスト形式で解説します。
サーバー・ドメインの管理
ホームページがインターネット上に存在するための土台となる部分の管理です。
- サーバー監視
サーバーが正常に稼働しているか、CPUやメモリの使用率に異常がないかなどを監視します。 - ドメイン管理
ホームページのアドレスである「ドメイン」の契約更新を管理します。更新を忘れると、サイトが表示されなくなります。 - SSL証明書管理
通信を暗号化し、サイトの安全性を担保する「SSL証明書」の契約更新を管理します。有効期限が切れると、ブラウザに警告が表示されてしまいます。
ソフトウェアの更新(アップデート)
WordPressで構築されたサイトの場合、以下のソフトウェアを常に最新の状態に保つことが、セキュリティ上最も重要です。
- WordPress本体のアップデート
WordPress自体の機能追加やセキュリティ脆弱性の修正に対応します。 - テーマのアップデート
ホームページのデザインを司る「テーマ」のアップデート。不具合修正や機能追加に対応します。 - プラグインのアップデート
機能を追加する「プラグイン」のアップデート。脆弱性修正が頻繁に行われるため、特に注意が必要です。
セキュリティ対策
不正アクセスやウイルス感染を防ぐための対策です。
- 不正アクセス・ログイン監視
不正なログイン試行がないかなどを監視し、必要に応じてアクセスを遮断します。 - マルウェア・ウイルススキャン
サイトのファイルに悪質なプログラムが仕込まれていないか、定期的にスキャンを実行します。
バックアップの実施
万が一の事態に備え、サイトのデータを丸ごと保存します。
- 定期的な自動バックアップ
サイトのファイルデータと、投稿などの情報が詰まったデータベースの両方を、定期的に(例:毎日、毎週)自動でバックアップします。 - バックアップデータの外部保管
サーバーとは別の安全な場所(クラウドストレージなど)にバックアップデータを保管します。 - 復元テスト
定期的に、バックアップから正常にサイトを復元できるかテストを行います。
コンテンツの更新・修正
情報の鮮度を保ち、ユーザーに常に正しい情報を提供するための作業です。
- テキスト・画像の修正
お知らせ、営業時間、料金、スタッフ情報などの軽微な変更に対応します。 - 投稿・更新作業
新しいお知らせやブログ記事の投稿作業を代行する場合もあります。(※多くの場合は別途費用) - リンク切れ・表示崩れのチェック
サイト内のリンクが切れていないか、表示が崩れている箇所がないかなどを定期的に確認・修正します。
パフォーマンス監視とレポーティング
サイトの状況を客観的に把握し、改善に繋げるための作業です。
- サイト表示速度の計測
定期的に表示速度をチェックし、低下していないか確認します。 - アクセス状況のレポーティング
Googleアナリティクスやサーチコンソールのデータを基に、サイトのアクセス状況や健康状態をまとめたレポートを提出します。(レポートの有無や内容は業者によります)
3. 運用・保守を「外注」する4つの大きなメリット
これらの作業を自社で行うのは、専門知識と時間が必要で、非常に大変です。そこで、専門業者に外注するメリットが生まれます。
- 本業に集中できる(最大のメリット)
専門的で時間のかかるWebサイトの管理業務から解放され、経営者やスタッフの皆様が本来の業務に集中できます。結果として、事業全体の生産性向上に繋がります。 - 専門知識による安心感と高いセキュリティ
常に変化するWebの技術やセキュリティの脅威について、常に情報をキャッチアップしている専門家が対応するため、安心してサイト運営を任せられます。自社で対応するよりも、はるかに高いレベルのセキュリティを維持できます。 - トラブル発生時の迅速な対応
「サイトが表示されない」「エラー画面が出る」といった緊急事態が発生した際に、原因の特定と復旧作業を迅速に行ってもらえます。自社で対応する場合に比べて、機会損失を最小限に抑えることができます。 - 客観的な視点からの改善提案
ただサイトを守るだけでなく、アクセス解析データなどを基に、「もっとこうすれば集客に繋がりますよ」といった客観的で専門的な改善提案を受けられる場合があります。サイトを共に育てていくパートナーとなり得ます。
まとめ:ホームページは「作って終わり」ではなく「育てていく」資産です
ホームページは、一度作ったら放置して良いものではありません。適切な運用・保守というメンテナンスを行って初めて、安全に、安定して稼働し、ビジネスに貢献し続ける「資産」となります。
今回ご紹介した作業内容を自社で行うのが難しい、あるいはもっと本業に集中したいとお考えであれば、専門業者への外部委託は非常に有効な選択肢です。
私たちバリュエーションウェブスタジオでは、ホームページ制作だけでなく、公開後の安心安全なサイト運営を支える「保守・管理プラン」もご提供しております。今回ご紹介した基本的な保守作業はもちろん、お客様の状況に合わせた柔軟なサポートを心がけています。私たちは、お客様のビジネスに寄り添う「伴走型のWebパートナー」として、サイト公開後も長期的な視点で貴社のWeb活用を支えます。
「自社のホームページの保守、ちゃんとできているか不安…」
「具体的にどんな保守プランがあるのか知りたい」
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といったお悩みやご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。