こんにちは!栃木県宇都宮市でホームページ制作やWeb集客のサポートを行っているバリューションウェブスタジオの代表、高橋です。

「ホームページ制作って、だいたいどれくらいの期間でできますか?」
「〇月までに公開したいんだけど、間に合いますか?」

これは、私たちがお客様から最もよくいただくご質問の一つです。すぐにでも公開したいお気持ちはよく分かりますが、ホームページ制作の期間は、作るサイトの種類や規模によって大きく異なります。

また、残念ながら制作が予定より遅れてしまうケースも少なくありません。しかし、その原因の多くは、発注側と制作側が事前にポイントを共有しておくことで防げるものです。

この記事では、サイトの種類別にリアルな制作期間の目安を解説するとともに、制作が遅延するよくある原因と、プロジェクトをスムーズに進めるための発注側のコツについて、分かりやすくご紹介します。

この記事でわかること

  • サイトの種類別・ホームページ制作期間のリアルな目安
  • 制作の各工程にかかる時間の内訳
  • ホームページ制作が遅延する「よくある原因」
  • 制作をスムーズに進めるための発注側のコツ

これからホームページ制作を依頼される方、スケジュール感を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1. 【種類別】ホームページ制作期間のリアルな目安

まず、制作するホームページの種類によって、どれくらい期間が変わるのか、一般的な目安を見ていきましょう。

ランディングページ(LP/1ページ)

  • 目安期間:3週間~1.5ヶ月
  • 1つの商品やサービスを売ることに特化した、縦長の1ページ構成のサイトです。ページ数は少ないですが、売上に直結するため、構成やコピーライティング、デザインを練り込む時間が必要です。

コーポレートサイト(5~10ページ程度)

  • 目安期間:2~4ヶ月
  • 会社の「顔」となる公式サイトです。会社概要、サービス紹介、お知らせ、お問い合わせフォームなど、基本的なページで構成されます。信頼感を伝えるための情報設計やデザインが重要になります。

中規模サイト(10~30ページ程度/ブログ機能付)

  • 目安期間:3~6ヶ月
  • コーポレートサイトの機能に加え、専門知識を発信するブログ(コラム)機能や、豊富な実績紹介ページなどを含むサイトです。コンテンツの企画や作成にも時間が必要となるため、制作期間は長くなります。

ECサイト(小~中規模)

  • 目安期間:4~6ヶ月以上
  • 商品登録、ショッピングカート機能、決済システムの連携、会員管理機能など、複雑なシステム開発が必要となるため、制作期間は最も長くなる傾向があります。

2. ホームページ制作の一般的な流れと各工程の所要時間

では、なぜこれほどの期間が必要なのでしょうか。ホームページ制作は、一般的に以下のような工程で進められ、それぞれに時間が必要です。

1.企画・要件定義・お見積もり(1~3週間)

サイトの目的やターゲット、必要な機能などをヒアリングし、プロジェクト全体の設計図と見積もりを作成します。

2. サイト設計・デザイン制作(2~4週間)

サイト全体の構成(サイトマップ)や各ページのレイアウト(ワイヤーフレーム)を決め、デザインを作成します。

3. コーディング・システム構築(3~6週間)

デザインを基に、プログラミングコードを書き、WordPressなどのシステムを構築していきます。

4. コンテンツ制作・流し込み(2~4週間)

各ページに掲載する文章や写真を用意し、ホームページに入れていきます。(他の工程と並行して進めることが多いです)

5. テスト・修正・最終確認(1~2週間)

完成したホームページが、様々なブラウザやデバイスで正しく表示・動作するかをテストし、修正を行います。

6. 公開・納品(数日)

最終確認後、サーバーにアップロードしてホームページを公開します。これらの工程がスムーズに進んで、初めて上記の目安期間での公開が可能になります。

3. なぜ?ホームページ制作が遅延する「5つのよくある原因」

残念ながら、プロジェクトが予定通りに進まないこともあります。その原因は、制作会社側だけでなく、発注側に起因することも少なくありません。よくある原因を知っておくことで、事前に対策を打つことができます。

1. お客様からの素材提供(原稿・写真)の遅れ【最も多い原因】

「掲載する文章や写真が、なかなか準備できない…」これは、制作遅延の最も大きな原因です。制作会社は、素材が揃わないとデザインや構築作業を進めることができません。

2. お客様側でのご確認・フィードバックの遅れ

デザイン案やテストサイトの確認をお願いした際に、社内の承認プロセスなどで時間がかかり、フィードバックが遅れると、その分プロジェクト全体が後ろ倒しになってしまいます。

3. 制作途中での大幅な仕様変更・追加要望

制作が始まった後に、「やっぱりこの機能も追加したい」「デザインの方向性を変えたい」といった大幅な変更があると、追加の工数と時間が必要になります。

4. コミュニケーション不足による認識のズレ

「こんなはずじゃなかった」という事態は、事前のコミュニケーション不足が原因であることが多いです。お互いの「普通」は違うという前提で、こまめに意思疎通を図ることが重要です。

5. 制作会社側のリソース問題やトラブル

もちろん、制作会社側の急な担当者退職や、他のプロジェクトとの兼ね合いなどで、作業が遅れてしまうケースもあります。

4. 制作をスムーズに進めるための発注側のコツ

では、発注側としてプロジェクトを円滑に進めるためには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。

1. 事前に目的と要件を整理しておく(RFPの準備)

「誰に」「何を伝え」「どうなってほしいのか」というサイトの目的や、必要なページ・機能といった要件を事前に整理しておきましょう。RFP(提案依頼書)としてまとめておくと、制作会社との認識のズレが格段に減り、スムーズに進みます。

2. 社内の担当者と承認フローを明確にしておく

ホームページ制作に関する窓口となる担当者を決め、デザインや内容の最終的な承認者は誰なのかを、社内で明確にしておきましょう。これにより、迅速な意思決定が可能になります。

3. 原稿や写真素材を早めに準備する

お客様にとって、文章や写真の準備が一番大変な作業かもしれません。制作が始まる前に、できる範囲で準備を進めておきましょう。もし難しい場合は、原稿作成や写真撮影をオプションで依頼できるか、事前に相談するのも良い方法です。

4. 定期的なミーティングと迅速なレスポンスを心がける

制作会社との定期的な進捗確認ミーティングを設け、確認依頼などにはできるだけ早く返信するよう心がけることで、プロジェクトは一つのチームとして円滑に進みます。

5. 専門家を信頼し、任せる部分を決める

デザインの細部や技術的な実装方法については、専門家の提案を信頼し、任せることも大切です。もちろん要望を伝えることは重要ですが、良いパートナーとして協力し合う姿勢が、良い結果に繋がります。

まとめ:良いホームページは、発注側と制作側の「協力」で生まれる

ホームページ制作の期間は、作るサイトの規模や機能によって様々です。そして、そのスケジュールを左右するのは、制作会社のスキルだけでなく、発注者であるお客様とのスムーズな連携が非常に大きな要因を占めます。

制作会社に「丸投げ」するのではなく、目的を共有し、必要な情報を準備し、共に作り上げていくという意識を持つことが、遅延を防ぎ、プロジェクトを成功に導くための最大の鍵と言えるでしょう。

私たちバリューションウェブスタジオでは、制作開始前に丁寧なヒアリングと、各工程を明記した詳細なスケジュールをご提示し、お客様と二人三脚でプロジェクトを進めることを大切にしています。
ここ宇都宮、そして栃木の地域で、信頼できるパートナーとして、貴社のホームページ制作を成功に導くお手伝いができれば幸いです。

「うちのホームページだと、どれくらいの期間と費用がかかる?」
「〇月のイベントに合わせて公開したいんだけど、間に合う?」

といった具体的なご相談も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

バリューションウェブスタジオ代表:高橋 雄太の写真

高橋 雄太(たかはし ゆうた)

バリューションウェブスタジオ代表|HP制作・SEO・MEO対策アドバイザー

栃木県宇都宮市を拠点に、中小企業や個人事業主向けのホームページ制作を数多く手がける。WordPress のテンプレート制作を軸に、「速くて、安くて、効果の出るWebサイト」を提供。また、SEOやGoogleマップ(MEO)を活用したローカル集客支援にも強みを持つ。