「ホームページ制作って難しそう…」
そう感じる方に向けて、制作の流れや構成を理解するための専門用語を
プロの視点でわかりやすく解説します。
初めての方でも安心して読めるように、担当者が実際に行うことや、
知っておくと役立つポイントも加えて紹介していきます。
構築作業に関する用語
■ Webデザイン
見た目のレイアウトや色、フォントを設計する工程のこと。
Webサイトの第一印象を決める重要な要素で、「誰に」「何を伝えるか」を視覚的に整理します。
担当者は、ターゲットユーザーや目的に合わせたデザインを作成し、使いやすさやブランドらしさを考慮します。
■ コーディング
デザインをもとに、実際にブラウザで表示される形へと変換する作業。
HTML・CSS・JavaScriptなどを使って、画像や文章を正しく表示するように組み立てます。
担当者は、スマホ・PCで崩れず見えるように調整し、読み込み速度やセキュリティにも配慮します。
■ レスポンシブ対応
PC、スマホ、タブレットなど画面サイズに応じて表示が最適化される仕組み。
今の時代、スマホからのアクセスが7割以上というケースも珍しくありません。
そのため、デバイスごとに見やすくなるよう設計するのが標準対応です。
サイトの骨組みに関する用語
■ ドメイン
Webサイトの住所にあたる文字列(例:valution.jp)。
ユーザーがあなたのサイトを訪れる際の「入り口」となるURLです。
取得は代行も可能で、.comや.jpなどの種類があります。
契約はお客様名義で、更新料は年間1,000〜3,000円程度が一般的です。
■ サーバー
ホームページのデータを保存・公開する場所のこと。
Web上の「土地」にあたる存在で、安定して表示させるには信頼できるサーバー会社の利用が不可欠です。
契約や設定はスタジオ側が代行し、お客様にはログイン情報を共有します。
■ SSL化
通信を暗号化することで「保護された接続」にする仕組み。
URLが「http://」ではなく「https://」となり、鍵マークが表示されることで安全性が保証されます。
SSLがないサイトは信頼性が低く見られるため、今では標準装備です。
CMS(コンテンツ管理)に関する用語
■ WordPress
最も広く使われている無料のCMS(コンテンツ管理システム)。
専門知識がなくても自分で投稿・編集がしやすいのが特徴。
当スタジオではWordPressをベースに構築し、操作マニュアルや使い方レクチャーも実施しています。
■ テーマ
WordPressのデザインテンプレート。
色やレイアウトがあらかじめ決まっており、そこからカスタマイズして使うことが多いです。
当スタジオでは、実績豊富なテーマをベースに業種や目的に合わせて最適化しています。
■ プラグイン
WordPressに便利な機能を追加する拡張ツール。
例)フォーム設置、セキュリティ強化、SEO対策、アニメーション表示など
担当者が必要なプラグインを選定・設定するため、お客様側での準備は不要です。
■ 保守・運用・更新
ホームページは“作って終わり”ではなく、“運用して育てていく”ものです。
- 保守:
システムやプラグインのアップデート、バグの修正など。
放置していると、セキュリティのリスクや表示崩れが起きる可能性も。 - 運用:
アクセス状況の分析・コンテンツの追加など、日々のメンテナンスや改善活動です。 - 更新:
ブログの投稿・スタッフ紹介の変更・キャンペーンのお知らせなど。
こまめな更新は、SEOにも信頼性にもつながります。
集客に関する用語
■ SEO対策
検索結果で上位に表示されやすくする施策。
「宇都宮 ホームページ制作」「栃木 ホームページ制作」などのキーワードに最適化した構成や文章を作ります。
ページ構成やタイトルの付け方、画像の説明文など、細かな設計が重要になります。
■ タイトル(titleタグ)
各ページの「名前」であり、検索結果にも表示される重要な項目。
「誰向けでどんな内容なのか」がひと目でわかるように、簡潔かつ魅力的に表現するのがポイントです。
■ メタディスクリプション
検索結果でタイトルの下に表示されるページの説明文。
クリック率を左右する要素のため、120文字程度で要点を端的に伝えるよう設計します。
■ CTA(Call To Action)
「お問い合わせはこちら」「資料請求する」など、
ユーザーに行動を促すためのパーツのこと。
ボタンの色や配置、文言ひとつで、コンバージョン率(成果)に大きく影響します。
私たちが構成を提案する際には、必ずCTA導線の設計を盛り込んでいます。
▶SEOやGoogleビジネスプロフィール対策について詳しく
ページ構成に関する用語
■ ファーストビュー(MV)
ホームページを開いた瞬間に見える最初の画面範囲のこと。
この数秒間で、「自分に関係ありそうか」「信頼できそうか」「すぐ問い合わせできるか」
が判断されるため、視覚設計とキャッチコピーの両方が重要です。
■ トップページ
サイトの「玄関口」にあたるページ。
訪問者の第一印象を左右するため、サービスの魅力や信頼性を伝える設計が求められます。
ファーストビュー(最初に表示される部分)の内容次第で、離脱率が大きく変わります。
■ 下層ページ
「会社概要」「サービス紹介」など、トップページの下にある詳細ページ。
各サービスの内容や会社の情報、よくある質問などを掲載し、訪問者の不安や疑問を解消する役割があります。
「1ページ完結」では足りない情報を補う大切な存在です。
■ 投稿ページ
ブログやお知らせなど、定期的に更新するページ。
お客様自身で簡単に更新でき、SEO対策としても有効。
新着情報やコラムなどを通して、サイトの鮮度と信頼性を高める効果があります。
■ お問い合わせページ
ユーザーが商品やサービスに関して質問・相談・申し込みを行うための専用ページ。
「入力フォーム」「送信ボタン」「プライバシーポリシーへの同意チェック」などを備えた構成が一般的です。
スマホでの使いやすさや、送信後の自動返信・確認画面の設計も重要なポイントとなります。
■ サイトマップページ
サイト全体のページ構成を一覧で示したページ。
ユーザーが探しやすくなるだけでなく、検索エンジンにサイト構造を伝える役割もあります。
HTMLサイトマップ(人向け)とXMLサイトマップ(Google向け)の2種類が存在します。
■ プライバシーポリシーページ
個人情報保護方針を記載したページ。
お問い合わせフォームを設置する場合や、Googleサービスを使う場合は、必ず設置が必要です。
バリューションウェブスタジオでは、基本的なテンプレートをご用意し、内容を調整してご提案しています。
見た目・演出に関する用語
■ アニメーション(エフェクト)
スクロールやクリック時に動きが出る演出。
「ふわっと表示される」「スライドする」など、ユーザーの注目を集める要素として使われます。
やりすぎると重くなるため、適度なバランスが重要です。
■ ロゴ
企業やブランドの「顔」となるビジュアルアイデンティティ。
ホームページでは主にヘッダー(上部)やフッター(下部)に表示されます。
既にお持ちのロゴデータを活用し、各端末で見やすく最適化します。
■ ファビコン
ブラウザのタブやブックマークに表示される小さなアイコン。
「信頼性」「ブランドの認識」を高める効果があります。
サイトと一貫性のあるビジュアルにしておくのがポイントです。
サイト機能に関する用語
■ パンくずリスト(パンくずナビ)
現在表示しているページが、サイト内のどの位置にあるのかを示すナビゲーションのこと。
ユーザーが迷わずページ移動できるようになるだけでなく、SEO対策としても重要な要素です。
構造化データを用いて検索エンジンに適切に伝えることで、検索結果にも表示されやすくなります。
■ モーダルウィンドウ(ポップアップ表示)
画面上に重なる形で、小さなウィンドウを表示する機能。
お問い合わせ確認や画像拡大などに使われることが多く、
ユーザーの行動を邪魔せず補助的に情報提供ができる点が魅力です。
■ 表示スピード高速化(キャッシュ/画像圧縮など)
ユーザー体験を損なわないための表示速度改善施策の総称。
キャッシュの制御や画像の圧縮・遅延読み込み、JavaScript/CSSの最適化などを組み合わせ、
「ページスピードが遅い=離脱の増加」を防ぎます。
Googleのコアウェブバイタル指標とも密接に関わります。
■ ページネーション(ページ送り)
ブログや一覧ページなどで、「1・2・3…次へ」など複数ページに分割表示する機能のこと。
情報量の多いサイトでも見やすく整理することができ、ユーザーの回遊性を高める要素として重視されます。
WordPressテーマによっては自動実装されることもありますが、独自設計で最適化するケースもあります。
■ SNSシェアボタン
Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などへ直接リンクしてページをシェアできるボタン。
拡散力を活かした集客や認知拡大が期待でき、ターゲット層に合わせて配置・デザインされることが多いです。
専用のプラグインやSNS公式の埋め込みコードを活用して導入されます。
■ スライダー(カルーセル)
画像や文章などのコンテンツを横スライドで切り替える表示方式。
特にトップページのファーストビューで印象づけたい要素に多く用いられ、訴求力のある表現が可能です。
■ フローティングボタン(追従ボタン)
画面をスクロールしても、常に表示される固定ボタンのこと。
「お問い合わせ」「電話する」「LINEで相談」など、ユーザーのアクションを促す要素として機能します。 特にスマホ閲覧時に効果的で、CSSとJavaScriptを併用して実装されます。
■ リダイレクト設定
リダイレクトとは、あるURLにアクセスした際に、自動的に別のURLへ転送させる設定です。
たとえば「旧サイトのURLから新サイトへ」「wwwあり→なし」などのケースで使われ、
SEOやユーザー体験の改善にもつながります。
■ カスタム投稿タイプ
投稿ページとは別に「施工実績」「お客様の声」など専用の投稿機能を追加する仕組み。
WordPressを柔軟にカスタマイズできる便利な機能で、情報の整理と見やすさに直結します。
必要に応じて設計・導入を行います。
■ カスタムフィールド
各投稿に「日付」「担当者名」などの追加情報を設定する機能。
一覧ページや詳細ページで情報を一元管理できるようにするための拡張機能です。
投稿が多くなる業種(例:不動産・施工業など)では特に重宝されます。
■ インデックス
検索エンジンにページが登録され、検索結果に表示される状態のこと。
「インデックスされる=検索エンジンに認識されている」という状態です。
対策が不十分だと、せっかくのページが検索に出てこないことも。
■ ノーインデックス
検索結果に表示させないように設定するタグ。
重複ページやプライバシーポリシーなど、検索対象にする必要のないページに使います。
適切に使わないとSEOに悪影響が出るため、設計段階から意図的に制御することが重要です。
さいごに
ホームページ制作における専門用語は一見難しく感じますが、それぞれに明確な役割や意味があります。
今回ご紹介した用語を理解しておくことで、制作者とのやり取りがスムーズになるだけでなく、
成果につながるWeb戦略を考えるヒントにもなります。
わからない言葉があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
私たちバリューションウェブスタジオは、地域に根ざした“わかりやすいWeb制作”を大切にしています。