こんにちは!栃木県宇都宮市でホームページ制作を行っているバリュ―ションウェブスタジオの代表、高橋です。
「集客はほとんどグルメサイト頼みになっている…」
「Instagramは更新しているけど、ホームページは古いまま…」
この記事では、私がこれまで80サイト以上の制作経験で見てきた実例も交えながら、飲食店のWeb集客を成功させるホームページ構成について、必須要素を分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- なぜ今、飲食店に公式ホームページが必要なのか
- 集客につながる飲食店ホームページの必須構成要素【9選】
- ホームページ制作で失敗しないためのポイント
- ホームページ制作で失敗しないためのヒント
この記事を読めば、あなたのお店の魅力が最大限に伝わり、お客様が「行きたい!」と感じるホームページの作り方がきっと見つかるはずです。
1. なぜ飲食店に「公式ホームページ」が今も必要なのか?
グルメポータルサイトやSNSが全盛の時代に、なぜ公式ホームページが必要なのでしょうか?
お店の「世界観」を自由に表現できる唯一の場所
ポータルサイトは他店と比較される場ですが、公式ホームページは、お店のこだわり、歴史、オーナーの想いといった独自の「世界観」を100%自由に表現できる唯一の場所です。これが、他店との差別化とファン作りに繋がります。
全ての情報の「ハブ」となる
Googleマップ、Instagram、Facebook、LINE公式アカウント…。点在する情報を集約し、お客様を予約や来店へと導く最終的な受け皿(ハブ)となるのがホームページです。
自社でコントロールできる「資産」
ポータルサイトの仕様変更やサービス終了のリスクに左右されず、永続的に情報を発信し続けられる、お店だけの大切なWeb上の「資産」となります。
【実例】メニューページの改善で、客単価が15%アップした話
以前、ある居酒屋様のサイトリニューアルを担当した際、「おすすめコース」や「本日の一品」といった高単価メニューの魅力を最大限に伝えることに注力してメニューページを再設計しました。シズル感のある写真と、料理へのこだわりを伝えるコピーを追加したのです。
その結果、リニューアル前に比べてコース料理の予約率が大幅に向上し、Web経由のお客様の平均客単価が約15%もアップした、という事例があります。ホームページは、ただメニューを載せるだけでなく、お店の「売りたいもの」を戦略的に売るための強力なツールなのです。
2. 集客に繋がる!飲食店ホームページ必須の構成要素【9選】
では、具体的にどのようなページや要素があれば、集客に繋がるホームページになるのでしょうか。必須の9つの構成要素をご紹介します。
1. 魅力的なトップページ

お店の「顔」です。シズル感のある料理や、お店の雰囲気が一目で伝わる高品質な写真・動画を使い、訪問者の心を一瞬で掴みましょう。営業時間や電話番号、予約ボタンといった基本情報も分かりやすく配置します。
2. こだわり・コンセプト

「なぜこのお店を始めたのか」「食材へのこだわり」「シェフの経歴や想い」など、お店の物語を伝えるページです。お客様は料理だけでなく、その背景にあるストーリーにも魅力を感じます。
3. メニュー

ただのリストではなく、最高のセールスマンです。魅力的な写真付きで、価格も必ず明記しましょう。ランチ、ディナー、ドリンク、テイクアウトなど、カテゴリ分けして見やすくすることが重要です。
4. 写真(ギャラリー)

料理、ドリンク、内観、外観、スタッフの笑顔など、お店の雰囲気が伝わる写真をたくさん掲載しましょう。お客様は、これらの写真を見て「ここで食事をする自分」をイメージします。
5. 店舗情報・アクセス

住所、電話番号(スマホでタップして電話できるよう設定)、営業時間、定休日、座席数、個室の有無、駐車場情報などを正確に記載します。Googleマップの埋め込みは必須です。この情報の正確性がMEO(マップ対策)の基礎となります。
6. オンライン予約機能

24時間いつでも予約を受け付けられるオンライン予約機能は、今や必須の機能です。専用の予約システムへのリンクや、シンプルな予約フォームを設置しましょう。機会損失を劇的に減らすことができます。
7. お知らせ・ブログ機能

「今月の限定メニュー」「季節のイベント」「臨時休業のお知らせ」など、お店からの最新情報を発信する場です。定期的な更新は、サイトがアクティブであることを示し、リピーターを育てる上でも重要です。
8. 口コミ・お客様の声

Googleマップやグルメサイトの良い口コミを(許可を得て)紹介したり、お客様に直接いただいた感想を掲載したりすることで、第三者からの評価を示し、新規のお客様に安心感を与えます。
9. SNS連携

InstagramやFacebook、X(旧Twitter)など、運用しているSNSアカウントへのリンクを分かりやすく設置し、ホームページとSNSで相互にファンを増やしていく流れを作りましょう。
【バリュ―ションウェブスタジオの視点】
私たちが飲食店様のサイトを制作する際、最も時間をかけるのが「3. メニュー」と「4. 写真」です。お客様が予約を決める最大の動機は、「美味しそう!」という直感的な感情です。この2つのコンテンツの魅力を最大限に引き出すことが、集客できるサイト作りの鍵だと考えています。
3. ターゲット別・構成の考え方
同じ飲食店でも、業態やターゲットによって効果的な構成は異なります。
例1:餃子専門店の場合

観光客と地元客の両方がターゲットになります。シズル感満点の餃子の写真をトップに押し出し、「お持ち帰り(テイクアウト)」や「通販」の情報を分かりやすく掲載することが重要です。餃子へのこだわりや歴史を伝えるコンテンツも、他店との差別化に繋がります。
例2:隠れ家カフェの場合

「非日常的な空間」が最大の魅力です。内観や外観の美しい写真をふんだんに使い、お店の雰囲気を伝えることに注力します。駐車場の有無やアクセス情報を丁寧に案内することも、郊外のカフェにとっては不可欠です。
例3:個室ダイニングの場合

仕事帰りのビジネス層や、接待、記念日利用などがターゲットと考えられます。コースメニューや飲み放題プラン、個室の様子を詳しく紹介することが重要です。オンライン予約機能へのスムーズな導線設計が、予約獲得の鍵を握ります。
このように、誰に、何を一番伝えたいかを考えることで、ホームページの最適な構成はおのずと決まってきます。
まとめ:戦略的な構成が、飲食店のWeb集客を成功に導く
飲食店のホームページは、単なるデジタル版のパンフレットではありません。お店の「世界観」を伝え、お客様との信頼関係を築き、来店や予約という具体的な「成果」を生み出すための、非常に強力なマーケティングツールです。
私たちバリュ―ションウェブスタジオでは、お客様のこだわりや目標を丁寧にヒアリングし、今回ご紹介したような集客に繋がる構成を、設計段階から戦略的にご提案することを得意としております。
「うちの店に合ったホームページの構成を相談したい」
「今のホームページ、集客に繋がってないから見直したい」
といったお悩みがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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