「ホームページを作りたいけど、何を基準に選べばいいんだろう…」
「制作会社やフリーランスがたくさんいるけど、費用もバラバラで…」
こんにちは!栃木県宇都宮市でホームページ制作を行っているバリュ―ションウェブスタジオの代表、高橋です。
ホームページ制作は、今や事業の成否を分ける重要な投資です。しかし、そのパートナーとなる依頼先選びは選択肢が多すぎ、多くの方が頭を悩ませる非常に難しい問題です。
価格だけで選んでしまい、「作ったけど成果が出ない」「修正をお願いしても連絡が取れなくなった」といった失敗談は、残念ながら後を絶ちません。
この記事では、80社以上の制作現場を見てきたプロの視点から、あなたのビジネスを成功に導く「本物のパートナー」を見つけ出すための全知識を、一つの記事に凝縮しました。
制作会社とフリーランスの比較から、依頼する前に絶対に知っておくべき費用相場、信頼できる依頼先を見極める具体的なチェックリストまで、この記事一本で網羅的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたは依頼先選びの不安がなくなり、自信を持って最適なパートナーを見つけ、成功への第一歩を踏み出せるようになっているはずです。
この記事でわかること
- 制作会社とフリーランス、それぞれのメリット・デメリットと最適な選び方
- サイト種類・機能・依頼先別の詳細な費用相場と料金の内訳
- ホームページ制作費用を賢く抑える5つのコツと、安すぎる見積もりの危険性
- 信頼できる依頼先を見極めるための具体的な比較チェックリスト
- 契約後に後悔しないための、見積もりと契約時の重要確認事項
2. 徹底比較!制作会社 vs フリーランス|メリット・デメリットと選び方
それぞれの特徴を正しく理解することが、後悔しない依頼先選びの第一歩です。
☑ 制作会社に依頼するメリット
- 総合力が高い
デザイナー、エンジニア、マーケターなど各分野の専門家がチームを組むため、デザインからシステム開発、SEO対策まで幅広く高い品質が期待できます。 - 対応範囲が広い
大規模なサイトや、ECサイト、複雑なシステム連携が必要な場合でも対応できる体力と技術力があります。 - 継続性が高く安心
法人として運営されているため、担当者の退職などがあっても会社としてサポートが継続されます。長期的な運用や保守を安心して任せられます。
☑ 制作会社に依頼するデメリット
- 費用が高くなる傾向
オフィスの家賃や人件費などの固定費がかかるため、フリーランスに比べて費用は高くなる傾向にあります。 - コミュニケーションに時間がかかる場合も
営業担当、ディレクター、デザイナーなど担当が分かれているため、伝言ゲームになりやすく、意思疎通に時間がかかったり、細かなニュアンスが伝わりにくかったりする場合があります。 - 小規模な修正に時間がかかる
社内のスケジュール調整が必要なため、軽微な修正でも数日かかることがあります。
☑ フリーランスに依頼するメリット
- 費用を抑えられる傾向
固定費が少ないため、制作会社に比べてコストパフォーマンスの高い依頼ができる可能性があります。 - 柔軟でスピーディーな対応
制作者本人と直接やり取りするため、意思疎通がスムーズで、仕様変更や細かな要望にも柔軟に対応してもらいやすいです。 - 特定の分野に特化している
「飲食店専門」「WordPressカスタマイズ特化」など、特定の分野で高い専門性を持つ人が多く、目的と合致すれば非常に高いクオリティが期待できます。
☑ フリーランスに依頼するデメリット
- スキルや経験のばらつきが大きい
実績豊富なベテランから経験の浅い方まで様々で、誰に頼むかによって品質が大きく左右されます。 - 対応範囲に限界がある場合も
一人で対応できる範囲には限界があり、デザインはできてもSEOは詳しくない、といったケースもあります。 - 継続性と信頼性のリスク
病気や怪我で作業が止まってしまったり、最悪の場合、連絡が取れなくなるリスクもゼロではありません。
☑ 結局どっちを選ぶべき?目的別の選び方
こんな場合におすすめ | 制作会社 | フリーランス |
大規模サイトや複雑なシステムが必要 | ◎ | △ |
企画から集客戦略まで丸ごと相談したい | ○ | ○ |
長期的な保守・運用を重視したい | ◎ | △ |
とにかく費用を抑えたい | △ | ◎ |
細かい要望を伝えながら柔軟に進めたい | ○ | ◎ |
スピード感を重視したい | ○ | ◎ |
【当事務所の事例】制作会社とフリーランスの“良いとこ取り”を実現
私たちバリュ―ションウェブスタジオは、代表の私がお客様との窓口から制作まで一貫して担当するフリーランスのWeb制作事務所です。
フリーランスならではの柔軟性・スピード感・費用対効果はそのままに、各分野のプロと提携し、プロジェクトに応じて最適なチームを編成することで、制作会社のような幅広い対応力も両立させているのが最大の強みです。
3. 【超重要】依頼先の前に知るべき費用相場と料金の内訳
依頼先を検討する上で、最も重要な判断基準の一つが「費用」です。何にどれくらいかかるのか、相場観を掴んでおきましょう。
3-1. ホームページ制作費用は何で決まる?主な内訳
ホームページ制作の費用は、様々な要素の積み重ねで決まります。
費用項目 | 主な作業内容・説明 | 費用への影響度 |
企画・ディレクション費 | 目的ヒアリング、構成案作成、進行管理など。サイトの成果を左右する重要な工程。 | 中〜高 |
デザイン費 | サイト全体の見た目のデザイン。オリジナルかテンプレート活用かで変動。 | 中〜高 |
コーディング費 | デザインを基にHTML/CSS等で構築。ページ数やアニメーション実装で変動。 | 中〜高 |
CMS構築費 | WordPress等のCMS導入・設定。 | 中 |
コンテンツ作成費 | サイト内の文章ライティング、写真・動画撮影。自社で用意すれば削減可能。 | 中〜高 |
諸経費 (サーバー・ドメイン代) | サイト公開・維持に必要な年額/月額の維持費。 | 低〜中 |
3-2. 【サイトの種類別】制作の費用相場
ホームページと一言で言っても、その目的や規模によって費用は様々です。
サイトの種類 | 主な目的 | ページ数目安 | 費用相場 (※) |
コーポレートサイト (中小企業) | 会社案内、信頼性向上、採用 | 5〜15ページ | 30万円 〜 100万円 |
ランディングページ (LP) | 問い合わせ/資料請求獲得 | 1ページ | 10万円 〜 60万円 |
ECサイト (小規模) | 商品販売、オンライン決済 | 10〜30ページ | 30万円 〜 100万円 |
オウンドメディア | 情報発信による集客 | 10ページ〜 | 30万円 〜 150万円 |
リクルートサイト | 採用応募の獲得 | 5〜10ページ | 40万円 〜 120万円 |
※あくまで目安です。搭載する機能やデザインの複雑さによって費用は大きく変動します。
3-3. 【機能別】追加でかかる費用相場の目安
基本的なホームページに加えて、特定の機能を追加したい場合は別途費用が発生します。
追加機能 | 概要 | 追加費用相場 (※) |
高機能なお問い合わせフォーム | 項目多数、自動返信カスタマイズ | 1万円〜5万円 |
ブログ(投稿)機能 | デザインカスタマイズ、関連記事表示 | 3万円〜10万円 |
会員登録・ログイン機能 | 限定コンテンツ提供、顧客管理 | 10万円〜50万円以上 |
予約システム連携 | 外部予約システム連携、カレンダー表示 | 3万円〜15万円 |
決済機能 | ECサイト以外への導入 | 5万円〜20万円 |
多言語対応機能 | 日本語以外の言語対応 | 5万円〜20万円 |
3-4. 費用を賢く抑える5つのコツ
- 補助金・助成金を活用する
「ものづくり補助金」や「小規模事業者持続化補助金」など、ホームページ制作に活用できる制度があります。 - 目的と必要な機能を明確にする
「あれもこれも」と機能を詰め込まず、「本当に必要な機能は何か?」を絞り込むことが重要です。 - テンプレートや既存テーマを活用する
完全オリジナルにこだわらなければ、質の高いテンプレートを活用することでデザイン費やコーディング費を抑えられます。 - 素材(文章・写真)を自分で用意する
可能な範囲で文章や写真を用意できれば、費用削減につながります。 - 相見積もりを取る
複数の依頼先から見積もりを取り、内容と金額を比較検討しましょう。
【バリューションウェブスタジオの視点】安すぎる見積もりの罠
以前、あるクライアント様が「相見積もりを取ったら、A社は100万円、B社は30万円だった。B社に頼んで大丈夫か?」とご相談に来られました。
B社の見積もりを詳しく拝見すると、スマホ対応や基本的なSEO設定、お問い合わせフォームさえも全て「別途オプション」になっており、最終的にはA社より高額になる可能性がありました。
4. 【準備編】依頼先を探す前に"必ず"やるべき3つのこと
いきなりGoogleで検索してはいけません。その前に、自社の状況を整理することが、遠回りのようでいて、最適なパートナーを見つける一番の近道です。
4-1. なぜ作る?ホームページの目的(ゴール)を明確にする
最も重要なステップです。「サービスへの問い合わせを月10件獲得したい」など、できるだけ具体的な数値目標まで落とし込めると、依頼先も的確な提案がしやすくなります。
参考記事
4-2. いくらかける?大まかな予算を決めておく
依頼先に相談する前に、どのくらいの予算を投資できるか、社内でコンセンサスを取っておきましょう。予算感によって、提案できる内容や規模が大きく変わってきます。
4-3. 何を載せる?必要な情報を整理しておく
完璧でなくて構いませんので、「こんなページが欲しい」「こんな情報を載せたい」という要望をリストアップしておきましょう。これがあるだけで、見積もりの精度が格段に上がります。
5. 【実践編】失敗しない依頼先を見極める!9つの比較チェックリスト
依頼前の準備が整ったら、いよいよ依頼先探しです。候補となる会社やフリーランスをいくつかリストアップし、以下の9つの視点で比較検討していきましょう。ここがホームページ制作の成否を分ける最も重要なプロセスです。
① 実績は「量」より「質」と「自社との関連性」で見る
制作実績は、その依頼先の実力を示す最も分かりやすい証拠です。しかし、ただ実績が多いだけでは不十分です。
【見るべきポイント】
- 自社の業種に近い実績があるか?
(例:飲食店なら、飲食店のサイト制作実績) - 自社が作りたいサイトの目的に近い実績があるか?
(例:採用強化が目的なら、デザイン性の高い採用サイトの実績)
【バリューションウェブスタジオの視点】
実績ページにスクリーンショットしか載せていない会社には注意が必要です。
私たちは必ず実際のサイトを確認し、「スマホで見た時にレイアウトが崩れていないか」「ページの表示速度は遅くないか」といった表面的なデザイン以外の部分もチェックします。
これらはユーザー体験とSEO評価に直結する、技術力の証明だからです。
② 提案力とヒアリング力は十分か?
良いパートナーは、ただの「作業者」ではなく、「ビジネスの成功を共に考えるコンサルタント」です。こちらの要望を鵜呑みにするだけでなく、目的達成のために「こうした方がもっと良くなりますよ」というプロの視点からの提案をしてくれるかを見極めましょう。
【バリューションウェブスタジオの視点】
初回のヒアリングで、担当者の力量はある程度判断できます。
◎ 信頼できる担当者
「なぜホームページを作りたいのですか?」「Webサイトを通じて、3年後に事業がどうなっていたいですか?」といった、ビジネスの根幹に関わる質問を深く投げかけてくる。△ 注意が必要な担当者
「何ページ作りますか?」「どんなデザインが好きですか?」といった、作業内容の話から入る。以前、あるクライアント様が「とにかく安く、10ページで」と他社で見積もりを取った際、その通りの見積もりが出てきたそうです。しかし、私たちがヒアリングを重ねたところ、本当に必要なのは会社の信頼性を示す5ページと、集客の要となるブログ機能だと判明しました。
結果的にページ数は減りましたが、ブログという「育てる武器」を手に入れ、今では安定した集客を実現されています。目先の作業だけでなく、未来の成果を一緒に考えてくれるかが重要なのです。
③ 集客(SEO・MEO)への知見はあるか?
ホームページは、作って終わりではありません。作った後、どうやって人に見てもらうかが最も重要です。ただ綺麗なサイトを作るだけでなく、ビジネスの成果に繋げるための「集客戦略」まで語れるパートナーを選びましょう。
【確認すべきこと】
- SEO対策を考慮したサイト構造の設計をしてくれるか?
- 公開後のコンテンツ更新(ブログなど)の重要性を理解しているか?
- MEO(Googleマップ対策)など、Web集客全般の相談に乗ってくれるか?
【バリューションウェブスタジオの視点】
「SEO対策込み」と謳っていても、そのレベルは様々です。私たちが考える最低限のSEO対策とは、単にキーワードを入れることではありません。
「モバイル表示での読みやすさ」「ページの表示速度」「Googleが内容を理解しやすい構造化」といった技術的な土台を制作段階で作り込むことです。
この土台がなければ、どんなに良い記事を書いても評価されにくくなってしまいます。ヒアリングの際に「具体的にどのようなSEO内部対策を設計に含んでいますか?」と質問してみてください。明確な答えが返ってくるかが一つの判断基準になります。
④ 料金体系は明確で、内訳は詳細か?
見積もりは、その会社の誠実さが表れる部分です。「ホームページ制作一式 〇〇円」といった、どんぶり勘定の見積もりを出す依頼先は要注意です。
【良い見積もりの特徴】
- 「企画費」「デザイン費」「コーディング費」「CMS構築費」など、項目ごとに内訳が明記されている。
- 何が含まれていて、何がオプション(追加料金)になるのかがハッキリしている。
- 各項目について質問した際に、納得のいく説明をしてくれる。
⑤ 公開後の運用・保守サポート体制は万全か?
サイト公開後は、セキュリティの維持や軽微な修正など、様々な運用業務が発生します。「作って終わり」ではなく、長く付き合えるサポート体制があるかを確認しましょう。
【チェックポイント】
- サーバーやWordPressのアップデート対応は含まれているか?
- データのバックアップは定期的に取ってくれるか?
- 電話やメールでの操作相談にどこまで対応してくれるか?
- 月額の保守費用と、その具体的なサービス範囲は書面で明示されているか?
【バリューションウェブスタジオの視点】
保守管理は、車の定期点検と同じです。何もしなければ、ある日突然サイトが表示されなくなったり、ハッキングされたりするリスクに晒されます。特にWordPressサイトは世界中から攻撃の対象になりやすいため、この保守体制は必須です。
保守管理の具体的な作業内容や重要性については、以下の記事で詳しく解説していますので、依頼先を選ぶ際の判断材料としてぜひご覧ください。
⑥ 担当者とのコミュニケーションはスムーズか?
制作プロジェクトは、担当者との二人三脚で進みます。会社の規模や実績以上に、担当者との相性はプロジェクトの成否を大きく左右します。
【見極めるポイント】
- レスポンスは早いか?(単に早いだけでなく、内容が的確か)
- 専門用語を多用せず、こちらのレベルに合わせて分かりやすい言葉で説明してくれるか?
- こちらのビジネスに興味を持ち、成功を一緒に喜んでくれるような熱意を感じるか?
【バリューションウェブスタジオの視点】
制作会社の規模に関わらず、最終的には「担当者」次第です。
私たちは、お客様とのやり取りで「伝言ゲーム」が発生しないよう、代表である私が直接ヒアリングから制作、公開後のサポートまで一貫して担当することを強みとしています。
これにより、お客様の熱意や細かなニュアンスを直接サイトに反映できるのです。
⑦ 対応可能なスキル範囲を明確にする
特にフリーランスに依頼する場合、「どこからどこまでやってもらえるのか」を具体的に確認しましょう。後の「言った・言わない」トラブルを防ぐためにも、ここは重要です。
【具体的な質問例】
- 「ロゴマークのデザインもお願いできますか?」
- 「掲載する文章の作成(コピーライティング)は含まれていますか?」
- 「プロのカメラマンによる写真撮影も手配可能ですか?」
⑧ オンラインでの柔軟な対応は可能か?
特に地方の事業者様の場合、「近くの会社の方が安心」と思いがちですが、現在ではZoomなどのオンライン会議ツールを使えば、全国どこにいても密なコミュニケーションが可能です。
【バリューションウェブスタジオの視点】
私たちバリュ―ションウェブスタジオは宇都宮市に拠点を置いていますが、ご契約いただくお客様の半数以上は栃木県外の方です。全ての打ち合わせやサポートをオンラインで完結させており、距離による支障は全くありません。
距離で選択肢を狭めるのではなく、「オンラインでの対応に慣れているか」という視点で選ぶことで、より自社に合ったパートナーを見つけられる可能性が広がります。
⑨ 口コミや評判をチェックする
実際に依頼した人の声ほど信頼できる情報はありません。Googleマップの口コミやSNSでの評判などを確認し、第三者の客観的な評価も参考にしましょう。
【見るべきポイント】
- 良い評価だけでなく、もし悪い評価があった場合に、その業者(お店)がどのように返信しているか。誠実な対応が見られるかは、その会社の姿勢を知る上で非常に参考になります。
6. 【実例で学ぶ】依頼でよくある失敗パターン
ここでは、私がこれまでにご相談を受けた中で特に多かった「やってはいけない」失敗事例を3つご紹介します。一つひとつの原因と回避策を深く理解することで、同じ轍を踏まずに済みます。
☑ 失敗パターン1:目的が曖昧なまま「格安」で発注してしまった…
- ありがちな失敗
見た目はそれなりにキレイだが、問い合わせも売上も全く生まない「置物サイト」が完成。更新も自分ではできず、結局、別の制作会社に高額な費用を払って作り直すことになった。 - なぜ、そうなったのか?
「安さ」だけを判断基準にしてしまい、ホームページを作る目的やターゲット、そして「どのような成果(ゴール)を達成したいか」を依頼先と全く共有できていなかったことが根本的な原因です。「安く作ること」が目的化してしまい、ビジネスの成果に繋げるという視点が抜け落ちていました。 - どうすれば回避できたか?
依頼前に必ず「目的(ゴール)を明確に」し、その目的を達成するための戦略を一緒に考えてくれるパートナーを選ぶことです。
【バリューションウェブスタジオの視点】
初期費用が極端に安い見積もりには、必ず裏があります。「スマホ対応は別途オプション」「お問い合わせフォーム設置は追加料金」など、後から追加費用がかさみ、最終的に高額になるケースは後を絶ちません。
安さだけで飛びつかず、「その金額で、何が含まれていないのか」を徹底的に確認することが、後悔しないための最大の防御策です。
☑ 失敗パターン2:契約書をよく確認せずにサインしてしまった…
- ありがちな失敗
数年間の「リース契約」になっており、サイトの所有権が制作会社側にあった。そのため、軽微な修正も自社ではできず、サーバーの移転も許されない。高額な解約金を払えず、サイトを「人質」に取られた状態になってしまった。 - なぜ、そうなったのか?
契約内容、特に「所有権の所在」という最も重要な項目を確認しないまま、口頭での説明を鵜呑みにして契約してしまったためです。 - どうすれば回避できたか?
契約前に必ず「ドメイン・サーバー、サイトデータの所有権は自社(発注側)にあるか」を書面で確認し、契約書に明記してもらうことです。
【バリューションウェブスタジオの視点】
以前、他社で制作されたお客様から「サイトの修正も更新もできず、サーバーの移転も許されない」という悲痛なご相談がありました。調べてみると、サイトの所有権が制作会社側にある7年間のリース契約になっており、お客様は手も足も出せない状態でした。
結局、そのサイトは諦めて弊社で一から作り直すことになり、余計な時間と多額のコストがかかってしまいました。契約書の一文が、ビジネスの命運を分けることもあるのです。
☑ 失敗パターン3:制作会社(フリーランス)と連絡が取れなくなった…
- どうすれば回避できたか?
契約前に公開後のサポート体制(保守管理の有無、料金、連絡方法、対応スピードの目安など)を明確に確認しておくことです。特に個人に依頼する場合は、その人が事業として責任を持って取り組んでいるか(連絡先が携帯電話だけではないか、事務所の所在地は明確かなど)を見極めることが重要です。 - ありがちな失敗
サイト公開後、軽微な修正をお願いしたくても担当者と連絡がつかず、サイトが放置状態に。WordPressのアップデートもされず、セキュリティリスクが高まっている。 - なぜ、そうなったのか?
フリーランスの副業案件で、本業が多忙になり対応できなくなったケースや、制作会社のサポート体制がそもそも整っていなかったケースが考えられます。「作ること」だけを請け負い、その後の責任を想定していなかったのです。
7. 【最終決定編】契約で後悔しないためのアクション
7-1. RFP(提案依頼書)を準備して相見積もりを取る
準備した内容を元に、簡単なRFP(提案依頼書)を作成し、2〜3社から見積もり(提案)を取りましょう。同じ条件で比較することで、各社の違いが明確になります。
参考記事
7-2. 契約前に「所有権」と「修正範囲」を必ず確認する
契約書にサインする前に、以下の点は必ず、書面で確認してください。
- ドメインやサーバー、完成したサイトの所有権は自社にあるか?
- 追加費用が発生するのは、どのようなケースか?
- 制作中の修正対応は何回まで無料か?
8. まとめ:最高のパートナーと共に、ビジネスを次のステージへ
ホームページの依頼先選びは、単なる「外注先探し」ではありません。あなたの事業の未来を左右する「ビジネスパートナー探し」です。
価格やデザインだけでなく、あなたのビジネスの目的を深く理解し、同じゴールを目指して伴走してくれる。そして、公開後も安心して相談できる。そんな信頼できるパートナーを見つけることが、ホームページ制作を成功させる唯一の道です。
私たちバリューションウェブスタジオは、費用対効果を最大化することに注力しています。WordPress構築と質の高いテンプレート活用に特化することで、コストを抑えながらデザイン・機能・成果(集客)を両立するプランをご提供します。
「何から相談していいか分からない」という段階でも全く問題ありません。まずはお気軽にご相談ください。