こんにちは!栃木県宇都宮市でホームページ制作を行っているバリュ―ションウェブスタジオの代表、高橋です。
「技術力には自信があるのに、Webサイトではその魅力が伝わっていない…」
「ホームページ経由での、具体的な建築相談や見積もり依頼を増やしたい」
家づくりやリフォームは、お客様にとって非常に高額で、人生の大きな決断を伴う買い物です。そのため、工務店・建設業のホームページに求められるのは、単なるデザインの美しさ以上に、絶対的な「信頼感」と「安心感」です。
この記事では、私がこれまで80サイト以上の制作経験で見てきた実例も交えながら、工務店・建設業者がWebで顧客からの信頼を獲得し、具体的な受注に繋げるためのホームページ構成について、必須要素を分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- 工務店・建設業のホームページに必須の構成要素【10選】
- お客様からの「信頼」を獲得するための各ページのポイント
- 「施工事例」の効果的な見せ方とWeb集客への活用法
- 失敗しないホームページ制作のためのヒント
この記事が、貴社の技術と想いが伝わるホームページ作りの一助となれば幸いです。
1. なぜ工務店・建設業にこそ「信頼が伝わるホームページ」が必要なのか?
工務店・建設業のビジネスにおいて、公式ホームページは、会社の「顔」であり「営業マン」であり、そして「モデルハウス」でもある、非常に重要な存在です。
- 高額な買い物だからこそ、お客様は慎重に比較検討する
- 会社の「顔」と「人柄」を見せる場
- 実績と技術力の証明
【実例】「施工事例」の作り込みで、高価格帯の受注に繋がった話
以前、デザイン性の高い注文住宅を手がける工務店様のサイトを担当した際、一軒一軒の「施工事例」を、単なる写真集ではなく、お客様との出会いから完成までを追う「物語」として構成し直すご提案をしました。
お客様の当初の悩み、私たちの提案、そして完成後の喜びの声までを丁寧に掲載したところ、「ここまで想いを込めて家づくりをしてくれるなら」と、価格だけでなく価値で選んでくれるお客様からの、質の高い問い合わせが増加した、という事例があります。
2. 信頼を獲得し受注に繋げる!工務店・建設業HP必須の構成要素【10選】
では、具体的にどのようなページや要素があれば、信頼を獲得し、受注に繋がるホームページになるのでしょうか。必須の10の構成要素をご紹介します。
1. 魅力的なトップページ

貴社の最も象徴的で、最も美しい施工事例の写真をトップに配置し、訪問者の心を一瞬で掴みましょう。「地域に根差し、百年先も続く家づくり」といった、貴社の理念を伝えるキャッチコピーも効果的です。「施工事例」「お問い合わせ」へのボタンは、誰が見ても分かる場所に配置します。
2. 会社の強み・コンセプト

「なぜ、お客様は他の会社ではなく、貴社を選ぶべきなのか」を伝えるページです。「自然素材へのこだわり」「高気密・高断熱への絶対の自信」「地域密着ならではのフットワークの軽さ」など、貴社ならではの強みや家づくりへの想いを、熱意をもって語りましょう。
3. 施工事例(ポートフォリオ)

お客様が最も時間をかけて見るページです。単に完成写真を並べるだけでなく、「お客様の当初の要望」「課題解決のための提案内容」「工事中の様子」「完成後の写真(内外観)」「お客様の感想」などを一つのストーリーとしてまとめることで、説得力が格段に高まります。「新築」「リフォーム」「店舗」など、カテゴリ分けして見やすくしましょう。
4. お客様の声(施主様の声)

可能であれば、施工事例とセットで掲載するのが最も効果的です。実際に家を建てた施主様の笑顔の写真と、直筆のメッセージなどは、何よりの信頼の証となります。
5. サービス・プラン紹介

「注文住宅」「規格住宅」「リフォーム」など、提供しているサービス内容を分かりやすく解説します。もし決まったプランがあれば、価格や仕様を明確に提示することで、お客様は検討しやすくなります。
6. 施工サービス・家づくりの流れ

「ご相談」から「ヒアリング」「設計」「施工」「お引き渡し」「アフターサービス」まで、家づくりのプロセスをステップごとに解説します。お客様の「これから何が起きるんだろう?」という不安を解消し、安心感を与えます。
7. 会社概要・代表挨拶

会社の基本情報はもちろん、代表者様の顔写真と、家づくりに対する想いを伝えるメッセージは、信頼関係構築に不可欠です。スタッフ紹介ページを設けるのも非常に効果的です。
8. ブログ・お知らせ

見学会や相談会のイベント告知、家づくりに関する豆知識(例:「失敗しない土地選びのポイント」)、現場の進捗報告、地域活動への参加など、会社の「今」を伝える場です。会社の人間味や活気が伝わり、親近感に繋がります。
9. よくあるご質問(FAQ)

「対応エリアはどこまでですか?」「相談だけでも大丈夫ですか?」「坪単価はいくらですか?」など、お客様からよく寄せられる質問への回答をまとめておくことで、双方の手間を省き、お客様の疑問を事前に解消できます。
10. お問い合わせ・資料請求

分かりやすいお問い合わせフォームはもちろん、「まずは資料だけ見てみたい」という方向けに、「資料請求」という、よりハードルの低いゴールを用意しておくことも非常に有効です。
【バリュ―ションウェブスタジオの視点】
私たちが工務店様のサイトを制作する際、最も時間をかけるのが「3. 施工事例」と「7. 会社概要・代表挨拶」です。お客様は最終的に「実績」と「人」で依頼先を決めます。貴社の技術力と、家づくりに対する誠実な想いが伝わるよう、情報の見せ方を徹底的に工夫します。
3. ターゲット別・構成の考え方
同じ工務店・建設業でも、ターゲットとするお客様によって効果的な構成は異なります。
例1:デザイン性の高い注文住宅を手がける工務店の場合
何よりも「施工事例」の質と量が重要です。美しい写真で構成されたギャラリーページを設け、一軒一軒の事例を詳細なストーリーと共に紹介します。「コンセプト」や「代表挨拶」で、デザインへの哲学や想いをしっかりと語り、ブランド価値を高めることが求められます。
例2:リフォームや小規模修繕を得意とする地域密着型工務店の場合
親しみやすさとフットワークの軽さが伝わるデザインを心がけます。「キッチンリフォーム」「外壁塗装」といった具体的なサービス内容を分かりやすく提示し、「お客様の声」を数多く掲載することで、地域の皆様からの信頼感と安心感をアピールします。
例3:公共事業や法人向け建築も手掛ける総合建設会社の場合
個人の施主様だけでなく、発注元となる企業や自治体からの信頼を得ることが重要です。「会社概要」で会社の沿革や有資格者情報を詳細に記載し、「実績紹介」では公共施設や商業ビルなど、大規模なプロジェクトの実績を写真付きで豊富に掲載することが求められます。
このように、誰に、どんな価値を、最も強く伝えたいかを考えることが、受注に繋がるホームページ構成の第一歩です。
まとめ:信頼を紡ぐホームページが、未来の受注に繋がる
工務店・建設業のホームページは、お客様が「この会社に、一生に一度の大きな買い物を任せても大丈夫だろうか」と判断するための、非常に重要なメディアです。
私たちバリュ―ションウェブスタジオでは、この記事で解説したような、工務店・建設業のビジネスに特有の「信頼性」と「専門性」を深く理解し、集客に繋がる戦略的な構成をご提案することを得意としております。
「うちの会社の強みが、うまくWebで伝わっていない…」
「ホームページからの具体的な建築相談を増やしたい」
といったお考えがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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