こんにちは!栃木県宇都宮市で「バリュ―ションウェブスタジオ」を運営している代表の高橋です。これまで80サイト以上のホームページ制作に携わってきました。
「ホームページを作りたいけど、何から手をつければいいのか…」
「制作会社に頼みたいけど、流れがわからなくて不安…」
「作ったはいいものの、本当に成果が出るんだろうか…」
ホームページ制作は、今やビジネスに不可欠なものですが、その進め方がわからず、大きな不安を感じている事業者様は少なくありません。
ご安心ください。ホームページ制作は、正しい手順で一つひとつ進めていけば、決して難しいものではありません。そして、それはあなたのビジネスを大きく加速させる強力な武器になります。
この記事では、これまで80以上のホームページを制作し、公開してきたバリュ―ションウェブスタジオの経験から、ホームページ制作の「企画・準備」から「設計・制作」、そして最も重要な「公開後の運用」まで、失敗しないための全手順を徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたはホームページ制作の全体像を明確に理解し、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになっているはずです。
この記事でわかること
- ホームページ制作の「全工程」と成功までのロードマップ
- 失敗しないために「制作前」に準備すべきこと
- 信頼できる制作会社を見極めるための「5つのチェックポイント」
- 集客や売上につながるホームページの「具体的な設計方法」
- サイト公開後に「成果を出し続ける」ための運用・改善ノウハウ
第1章:【計画フェーズ】ホームページ制作の成否を9割決める最重要ステップ
ホームページ制作は、建物を建てるのと同じです。しっかりとした設計図や計画がなければ、良い家は建ちません。この計画フェーズをいかに丁寧に行うかが、プロジェクトの成否を大きく左右します。
1-1. なぜ作る?目的(ゴール)を明確にする
まず最初に、そして最も重要なのが「何のためにホームページを作るのか?」という目的を明確にすることです。
「とりあえずあった方がいいから」という漠然とした理由では、ほぼ100%成果の出ないホームページになってしまいます。目的は、できるだけ具体的に設定しましょう。
- 売上向上
ECサイトで月商100万円を目指す、サービスサイトから月10件の問い合わせを獲得する - 採用強化
採用サイト経由で月5人の応募を獲得し、採用コストを30%削減する - ブランディング
企業の信頼性を高め、業界での第一想起を獲得する - 業務効率化
よくある質問ページを充実させ、電話対応の時間を月20時間削減する
【バリューションウェブスタジオの制作事例】
以前、宇都宮市のある建築業のお客様からご相談を受けた際、当初のご要望は「かっこいいホームページが欲しい」というものでした。
しかし、ヒアリングを重ねる中で、「本当の目的は、デザイン性だけでなく、自社の強みである”技術力の高さ”と”地域密着の安心感”を伝え、高価格帯の注文住宅の受注に繋げたい」という想いがあることがわかりました。
そこで私たちは、施工事例の写真をふんだんに使い、丁寧に掲載するコンテンツをご提案。結果として、ホームページ経由での高単価なご相談が以前の3倍に増えました。このように目的を深掘りすることが、成果への最短ルートになります。
1-2. 誰に届ける?ターゲットとペルソナの設定
目的が明確になったら、次は「誰に」その情報を届けたいのかを具体的にします。
- ターゲット
30代の初めて家を建てる宇都宮市在住の夫婦 - ペルソナ
(より具体的に)夫:太郎 35歳 会社員、妻:花子 32歳 パート。世帯年収700万円。子供が小学校に上がる前に、自然素材を使った健康的な家を建てたいと考えている。情報収集は主にInstagramとWeb検索。デザイン性も重視するが、耐震性や断熱性など性能面での安心感を求めている。
ここまで具体的に人物像を描くことで、その人に響くデザインやコンテンツ、言葉選びができるようになります。
1-3. いくらかかる?予算と費用相場の考え方
ホームページ制作には当然費用がかかります。制作会社に相談する前に、どのくらいの予算をかけられるか、大まかな費用感を把握しておきましょう。
制作費用は「何を作るか」によって大きく変動します。
制作内容 | 費用相場 | 特徴 |
シンプルな企業サイト | 30万円~80万円 | 会社概要、事業内容、お知らせ、お問い合わせなど基本的なページ構成。 |
集客・採用強化サイト | 80万円~200万円 | ブログ機能、SEO対策、詳細なサービス紹介など、集客を意識した設計。 |
ECサイト・予約システム | 150万円~ | 決済機能、商品管理システム、予約システムなど複雑な機能開発が必要。 |
重要なのは、制作費(イニシャルコスト)だけでなく、公開後のサーバー代や保守管理費(ランニングコスト)も考慮に入れておくことです。
より詳しい費用相場については、こちらの記事で徹底解説しています。
参考記事
1-4. どうやって作る?制作方法の比較
ホームページを作る方法は、大きく分けて3つあります。
- 制作会社に依頼
品質は高いが費用も高め。戦略設計から運用まで任せられる。 - フリーランスに依頼
会社より安価な傾向。個人のスキルに依存するが、柔軟な対応が期待できる。 - 自分で作る (DIY)
無料~低コストで可能。ただし、専門知識の習得に時間がかかり、品質の担保が難しい。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の目的や予算、リソースに合った方法を選びましょう。
参考記事
1-5. 誰に頼む?失敗しない制作会社の選び方【5つのチェックリスト】
プロに依頼すると決めた場合、次の関門が「パートナーとなる制作会社選び」です。価格だけで選んでしまうと、後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースが後を絶ちません。
以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。
- 制作実績は豊富か?
自社の業種や作りたいサイトのテイストに近い実績があるか確認しましょう。実績は、その会社の経験と実力を示す何よりの証拠です。 - コミュニケーションはスムーズか?
担当者の返信は早いか、専門用語ばかりでなく分かりやすく説明してくれるか。制作中は密な連携が求められるため、担当者との相性は非常に重要です。 - 見積もりの内訳は明確か?
「一式」で済まさず、「企画費」「デザイン費」「コーディング費」など、何にいくらかかるのかが明記されているか確認しましょう。不明瞭な見積もりは、後々のトラブルの原因になります。 - 公開後のサポート体制は整っているか?
ホームページは作って終わりではありません。セキュリティ対策や更新方法のサポートなど、公開後の運用まで見据えた提案をしてくれる会社を選びましょう。 - 集客(SEO・MEO)の視点を持っているか?
ただ綺麗なサイトを作るだけでなく、どうやってアクセスを集め、成果に繋げるかという「集客戦略」まで考えてくれる会社は信頼できます。
【バリューションウェブスタジオからの一言】
私たちバリュ―ションウェブスタジオがお客様から最終的に選ばれる理由として、「丁寧な説明で安心できた」「集客の相談まで乗ってくれた」というお言葉をよくいただきます。
制作会社は、単なる作業者ではなく、あなたのビジネスの成功を共に目指す「パートナー」です。安心して事業の相談ができる相手かどうか、という視点で選ぶことをお勧めします。
1-6. 何を伝える?RFP(提案依頼書)の準備
依頼したい制作会社がいくつか候補に挙がったら、RFP(提案依頼書)を作成して見積もりを依頼しましょう。
RFPとは、自社の要望や目的、予算などをまとめた資料のことです。口頭で伝えるよりも認識のズレがなくなり、各社から精度の高い提案と見積もりをもらうことができます。
参考記事
第2章:【制作フェーズ】集客できるホームページの設計図を形にする
計画フェーズで固めた方針を、いよいよ具体的な形にしていく工程です。ここでもお客様との丁寧なすり合わせが、プロジェクト成功の鍵を握ります。
2-1. サイトの骨格を決める「サイトマップ」作成
サイトマップとは、ホームページ全体のページ構成を一覧にした「目次」のようなものです。 トップページの下にどのページがあり、どのページ同士が繋がっているのかを可視化することで、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても分かりやすい構造を作ります。
2-2. ページの設計図「ワイヤーフレーム」作成
サイトマップで全体の構造を決めたら、次は各ページの「設計図」であるワイヤーフレームを作成します。 どこにロゴを配置し、どこに見出しを置き、どこにお問い合わせボタンを設置するかなど、情報や要素の配置を決めていきます。デザインに入る前にこの骨格を固めることで、後の手戻りを劇的に減らすことができます。
【バリューションウェブスタジオからの一言】
このワイヤーフレームの段階で、お客様と完成イメージのすり合わせを徹底的に行います。
「ボタンの文言は『詳しくはこちら』がいいか、『資料請求』がいいか」といった細かい部分まで詰めておくことで、「思っていたのと違う…」という制作で最も多い失敗を防ぐことができます。
2-3. サイトの顔となる「デザイン」制作
ワイヤーフレームを元に、サイト全体のビジュアルデザインを作成します。 色使い、フォント、写真のテイストなどを決め、企業のブランドイメージを視覚的に表現していきます。見た目の美しさはもちろん、「どこをクリックすればいいか分かりやすいか(UI)」や「ユーザーが快適に操作できるか(UX)」といった視点が非常に重要です。
2-4. 伝える力を決める「コンテンツ」準備
デザインと並行して、ホームページに掲載する文章(原稿)や写真、動画などのコンテンツを準備します。 どんなにデザインが優れていても、コンテンツの質が低ければユーザーの心は動きません。自社の強みや想いが伝わる、オリジナルのコンテンツを用意しましょう。
参考記事
2-5. 設計図を形にする「コーディング・開発」
確定したデザイン案を元に、プログラミング言語(HTML, CSS, JavaScriptなど)を使って、実際にブラウザで見られる形に構築していく作業です。 弊社では、お客様自身で簡単にお知らせなどを更新できるよう、WordPress(ワードプレス)というシステムを導入することがほとんどです。
参考記事
第3章:【公開フェーズ】いよいよホームページを世界に届ける
長い制作期間を経て、いよいよ完成したホームページを公開するフェーズです。公開前の最終チェックが非常に重要になります。
3-1. ミスを防ぐ最終関門「テスト環境での最終チェック」
本番のサーバーにアップする前に、テスト用の環境で最終確認を行います。
- 表示確認
パソコンやスマホ、タブレットなど異なる画面サイズで表示崩れがないか? - 動作確認
お問い合わせフォームは正常に動作し、自動返信メールは届くか? - リンク確認
ページ内のリンクが切れていないか? - 誤字脱字確認: 全ての文章に誤字脱字はないか?
お客様にもこの段階で最終チェックをお願いし、承認を得てから公開作業に進みます。
3-2. サーバーへアップロード!本番公開の手順
最終チェックで問題がなければ、いよいよ本番のサーバーにデータをアップロードし、ホームページを公開します。 ホームページをインターネット上に公開するには、「サーバー(土地)」と「ドメイン(住所)」が必要です。これらは制作会社が契約を代行してくれる場合が多いです。
参考記事
3-3. 公開後に必須の初期設定
公開したら終わりではありません。成果を計測し、セキュリティを守るための初期設定を行います。
- Googleアナリティクス設定
アクセス数などを計測するツール - Googleサーチコンソール設定
検索キーワードや表示順位を分析するツール - セキュリティ設定
不正アクセスを防ぐための設定(reCAPTCHAなど)
これらの設定を怠ると、せっかくのホームページが宝の持ち腐れになったり、危険に晒されたりする可能性があります。
参考記事
第4章:【運用・改善フェーズ】作ってからが本当のスタート
多くの人が「ホームページは公開がゴール」だと勘違いしていますが、本当のスタートは公開後です。生き物のように情報を更新し、改善を続けることで、ホームページは初めて「成果を生むツール」へと育っていきます。
4-1. サイトを守る「保守管理」
公開後のホームページを安全かつ快適な状態に保つための作業です。
- ソフトウェアの更新(アップデート)
セキュリティの脆弱性をなくすため - 定期的なバックアップ
万が一のデータ消失に備えるため - 死活監視
サイトが正常に表示されているかを監視
これらを怠ると、サイトが改ざんされたり、ウイルスに感染したりするリスクが高まります。専門知識が必要なため、制作会社に保守管理を依頼するのが一般的です。
参考記事
4-2. サイトを育てる「コンテンツ更新とSEO対策」
新しい情報を発信し続けることは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても重要です。
- ブログ・コラムの更新
専門的な情報を発信し、潜在的な顧客との接点を作る(コンテンツSEO) - 施工事例・実績の追加
最新の実績をアピールし、信頼性を高める - SEO内部対策
新しいページを追加した際の内部リンク設定やタイトル調整
【バリューションウェブスタジオからの一言】
私たちが運営するこの「Web活用コラム」も、お客様の役に立つ情報を発信し続けることで、検索エンジン経由で毎月多くの方に訪れていただいています。継続的な情報発信こそ、最強の集客施策です。
4-3. 成果を最大化する「アクセス解析と改善」
公開時に設定したGoogleアナリティクスを使い、定期的にサイトの状況を分析します。
- どのページがよく見られているか?
- どんなキーワードで検索してたどり着いているか?
- お問い合わせに繋がっているページはどれか?
これらのデータを元に、「このページのボタンの色を変えてみよう」「この記事の内容をもっと詳しくしよう」といった改善策(PDCAサイクル)を回し続けることで、ホームページの成果は着実に向上していきます。
第5章:ホームページ制作でよくある失敗事例と回避策
最後に、私たちがこれまでの経験で見てきた、ホームページ制作でよくある失敗事例とその対策をご紹介します。これを知っておくだけで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。
- 失敗1:完成イメージが全然違う
- 原因
制作初期のすり合わせ不足。 - 対策
計画フェーズで参考サイトを共有し、ワイヤーフレームの段階で納得いくまで確認する。
- 原因
- 失敗2:想定外の追加費用が発生した
- 原因
見積もりの範囲が曖昧だった。途中で大幅な仕様変更を依頼した。 - 対策
契約時に「追加費用が発生するケース」を書面で確認しておく。
- 原因
- 失敗3:納期が大幅に遅れた
- 原因
制作会社のタスク遅延。依頼者側からの原稿や写真の提出が遅れた。 - 対策
定期的な進捗報告会を設定する。自社が準備すべき素材は早めに用意する。
- 原因
- 失敗4:作っただけで全く成果が出ない
- 原因
目的が曖昧なまま制作を進めた。公開後の運用を何もしていない。 - 対策
計画フェーズで具体的なゴール(KGI/KPI)を設定する。公開後の運用計画まで立てておく。
- 原因
- 失敗5:公開後に放置され、誰にも見られない
- 原因
更新する体制が社内にない。何を発信していいかわからない。 - 対策
保守管理やコンテンツ更新サポートを提供している制作会社を選ぶ。
- 原因
まとめ:成果に繋がるホームページ制作を一歩踏み出そう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 ホームページ制作は、やることが多くて大変だと感じたかもしれません。しかし、一つひとつのステップを丁寧に進め、信頼できるパートナーと協力すれば、必ずあなたのビジネスにとってかけがえのない財産となります。
この記事が、あなたのホームページ制作プロジェクトを成功に導くための、信頼できる「地図」となれば幸いです。
バリュ―ションウェブスタジオでは、この記事でご紹介した全てのフェーズにおいて、お客様に寄り添う「伴走型パートナー」としてサポートを行っています。
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